項目ごとに解説！選考に受かるインターンESの書き方

インターンの応募には、書類選考があるものとないものがあります。

書類選考があるインターンでは、エントリーシート（ES）が必要になる場合がほとんど。
しかし、ESを書くのは、なかなか骨が折れるものです。

今回の記事では『選考に受かるための』ESの書き方を紹介していきたいと思います。
今後、インターンの応募でESを書くことがあれば、ぜひ記事の内容をお役立てください。

インターンの選考でESは重要？

もし書類選考がある場合、ESを念入りに作っていくのは大切なことです。

これがアルバイトの履歴書であれば、志望動機や自己PRなどを適当に書くという人もいるかも知れません。

しかし、就職活動に向けてインターンに参加する学生は意識が高く、ESもしっかり作り込んでくるということがほとんどです。
また、書類選考があるようなインターンは倍率が高いことも多く、作り込みが甘いと容赦無く落とされてしまいます。

そのため、インターンの応募でESの提出を求められた場合は、就職活動の練習だと思い気合いを入れて書くようにしましょう。

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ESの基本ルール

ここからは、ESを書くときに押さえておきたい基本的なルールを紹介していきます。

なお、ここで紹介するルールは就職活動におけるESの作成でも役立ちます。
この機会に、頭に入れておくと良いでしょう。

文字は必ず黒のボールペンで！

文字を書くときは、必ず黒のボールペンを使うようにしましょう。

シャープペンシルや鉛筆、色ボールペンを使うのはNGです。

また、消えるインクのボールペンは使わないようにしましょう。
こうしたボールペンをESのような重要書類で使うのはタブーであり、しかも見た目で簡単にわかってしまいます。

とにかく丁寧に！

ESに限らず、企業側に提出する書類は丁寧に扱うようにしましょう。

提出書類の扱いで、性格の雑さや仕事の粗さを判断する人事担当者も中にはいます。
もしも汚れや書き損じがあった場合、必ず新しく書き直すことが大事です。

ESの最後で書き間違えてしまったときのショックはかなりのものです。
しかし、書き直すのが面倒だからといって、修正テープや二重線で直すというのはご法度です。

潔く諦めて、新しい用紙に書き直すようにしましょう。

事実を誇張しない！

やってしまいがちなのが、事実を少し誇張して書くということです。

特に自己PRの箇所におけるエピソードや、TOEICのような資格テストの点数など「どうせインターンではバレないから」と、嘘を書きたくなるかもしれません。

しかし、採用担当者はそこに記載された能力があるものとしてあなたを採用しています。
つまり、期待する能力に見合った課題を提示されるのです。

しかし、身の丈に合わない課題を十分にこなすのは難しいですよね。
そうなると、人事担当者は多くの学生を見てきていることもあり、嘘が見抜かれてしまいます。

また、その企業の本選考を受ける場合、さすがにそのESに嘘は書けません。
インターン応募時のESと比べて内容に齟齬があると、その点を怪しまれてしまいます。

見栄を張りたいという気持ちがあるかもしれませんが、そこはぐっとこらえ、事実のみを書くようにしましょう。

項目別に解説！ESの書き方

ここからは、ESの項目ごとに、書き方とポイントを紹介していきます。
項目によっては、ルールがややこしいものもあるため、注意が必要です。

顔写真

ESに貼る顔写真の原則は以下です。

• サイズは3×4cm
• 胸から上の正面写真
• 過去3ヶ月以内に撮影したもの

また、撮影する時の服装や髪型は清潔感あるものが求められます。
服装は襟付きのシャツやカットソーなどにし、悩んだ場合はスーツを着用して撮影すると良いでしょう。

髪型は、実際の就職活動を意識し、黒髪で表情が隠れない長さにするのがおすすめです。

日付

ESの日付には、提出日（ポスト投函日）の日付を記入するようにしましょう。
面接に持っていく場合は、面接日を記入します。

また『西暦か和暦か』『和暦の場合、漢字とアルファベットのどちらで書くか』といった点を、ES全体で統一することもポイントです。

生年月日・現住所・連絡先

生年月日欄に併設されている年齢欄には、ESの提出時点での年齢を記入します。

電話番号は固定電話の場合、市外局番から書きます。

また、連絡先でメールアドレスを記入する場合、大文字・小文字・記号をわかりやすく記入することが大切です。

特に『0とO（ゼロとオー）』『−と_（ハイフンとアンダーバー）』『1とl（イチと小文字のエル）』『9とq（数字の九と小文字のキュー）』などは間違われることが多いので、意識してわかりやすく書きましょう。

志望動機

ESの中で、重要視されているのがこの志望動機です。

志望動機とは、あなたがインターンに応募する理由のことです。
あなたが何を学ぶためインターンに応募したのか、なぜこの企業のインターンを選んだのか、人事担当者に伝わるように書く必要があります。

「文章を書くのは苦手・・・」と、気弱になることはありません。
むしろ、自分の熱意を人事担当者にアピールできるチャンスだと考えましょう。

志望動機を書くときは

• 結論から先に
• 構成を組み立ててから本文を書く
• 一文が長くなりすぎない

ということを意識すると、書きやすくなります。

短い文章の中でも『なぜこのインターンに応募したのか』『インターンで何を学びたいのか』について、自分の言葉で書くのが大事です。

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自己PR

自己PRも、志望動機と同じくらいESの中で重視される項目です。

この項目には、インターンで役立ちそうな自分の長所を書くことがポイントです。
過去の経験や、エピソードを絡めて具体的に書けると説得力が増すでしょう。

例えば『チームで協力して課題を解決する』という内容の短期インターンの場合、

1. 自分は人とコミュニケーションをとることが得意
2. レストランのアルバイトでも、オペレーションが円滑に進むよう、適宜社員に報告・連絡・相談をしたり、新人に対して分かりにくい部分をアドバイスしていた
3. 今回のインターンでは課題解決に向けて仲間と協力することが求められる
4. 持ち前のコミュニケーション能力で、積極的にチームの仲間と関わり、他の学生が意見を出しやすいような空気作りに努めたい

といった構成で自己PRを書くと、納得感のある内容にできます。

趣味・特技

趣味や特技において、何を書けばいいか悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。

この項目では、あなたの個性をアピールすることが求められます。
特に長い期間継続して行なっている物事や、意外な趣味などは印象に残りやすいものです。

例えば『十年間、ヒップホップダンスを習っていました』という内容の場合、『継続して物事に取り組める』という印象となり、『海外旅行に一人で行くことです（フランス、ドイツ、アメリカに行きました）』という内容であれば、『行動力がある』という印象を持ってもらえるでしょう。

モラルに反するものは良くありませんが、マイナスにならない程度に個性をアピールするのがポイントです。

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学歴

学歴ですが、中学校卒業〜大学卒業見込みまでを記入します。
学校名や学部・専攻名は正式名称で書くようにしましょう。

入学・卒業年度が不安な場合、インターネットで調べるのがおすすめです。
あなたの年齢に合わせた年度表が出てきます。

また、年月を記入する際は西暦か和暦か、上記の「日付」と記入形式を揃えることを忘れないようにしましょう。

職歴

職歴に記入するのは、正社員としての経験のみです。
インターンにおけるESでは、アルバイトは職歴に含みません。

特にない場合は「なし」と記入し、一行下の右端に「以上」と書いておくと良いでしょう。

免許・資格

免許や資格を持っている場合、取得日時が古い順に記入します。
また、名前は正式名称で記入するようにしましょう。

本人希望記入欄

主に長期インターンの場合、勤務時間や通勤方法などに希望がある場合は書くようにしましょう。
特にない場合は「貴社の規定に準じます」と書いておくとスマートです。

ESは大学の購買で買うのがオススメ

ESをどこで買うか悩んだ場合、大学の購買で買うのがオススメです。
なぜならフォーマットが大学生用のものになっているため、インターンのESを書くときに書きやすいからです。

また、封筒も一緒についていることが多く、新しく買う必要がないのも利点です。

ESで周りの学生と差をつけよう

今回の記事では、ESの基本的な書き方について解説してきました。
志望動機や自己PRを丁寧に作り込めば、周りの学生とも差をつけることができます。

人事担当者に意欲が伝わるESを書いて、インターン選考を突破しましょう。